コンタクトが原因で上まぶたにたるみが生じることがある!
近視や遠視、乱視などによって視力が低下し、視力を矯正するためにコンタクトレンズを使用しているという方も多いでしょう。
ひと口にコンタクトレンズといっても、ハードレンズとソフトレンズの2種類がありますが、ハードレンズのほうを使用していると上まぶたのたるみが生じることがあるといわれています。一見関係のないようにも思えるコンタクトと上まぶたのたるみですが、この2つには一体どのようなつながりがあるのでしょうか。2つの関係性についてチェックしてみましょう。
ハードコンタクトが原因で上まぶたのたるみが生じるって本当!?
上まぶたのたるみの原因といえば、加齢や摩擦などが挙げられますが、実はハードコンタクトの使用も原因の1つとして考えられています。
コンタクトによる上まぶたのたるみ(眼瞼下垂)に関する調査や論文はいくつかあり、コンタクトを長期使用している人とコンタクトを使用していない人では、上まぶたのたるみが生じる確率が大きく異なることがわかっているのです。
とくに長期間にわたってコンタクトを使用しているほど上まぶたにたるみが生じやすく、たるみの度合いも大きくなると考えられています。
ハードコンタクトによる上まぶたのたるみのメカニズムとは?
視力が低い方にとってコンタクトは必要不可欠なアイテムといえますが、上まぶたのたるみの原因になるといわれると使用を躊躇してしまいますよね。
コンタクトによる上まぶたのたるみは、コンタクトを目の中に入れた状態でまばたきをすることで目の筋肉に摩擦や伸びが生じ、収縮力が低下して上まぶたが上がりにくくなるためだといわれています。コンタクトの表面や縁部分がまぶたに当たり、刺激を与えてしまうのではないかと考えられているのです。
また、コンタクトのつけ外しをする際、まぶたを強く引っぱることも上まぶたのたるみを引き起こす原因につながるといわれています。まぶたは顔の皮膚の中でもとくに薄い部分です。毎日のように引っ張ったときの刺激が加わると、たるみにつながる可能性があるのです。
コンタクトによる上まぶたのたるみを防ぐためには?
目元は顔の印象を大きく左右するため、上まぶたのたるみもなるべく避けたいと思うのは当然のことです。とはいえ、長年にわたってコンタクトを使用してきた方にとって、いきなりメガネに変えるというのも抵抗があるでしょう。
そこでご提案をするのが、コンタクトの使用時間を極力短くするというものです。コンタクトを着用するのは外出時のみと限定し、自宅で過ごすときにはメガネでいることを心がけましょう。
また、コンタクトのつけ外しをする際に、目元を強く引っぱりすぎないことも大切です。
目を大きく見開いたうえで上まつげと下まつげのキワに指の腹をあて、上下に開かせるようなイメージでやさしく伸ばしましょう。
上まぶたにたるみが生じると、見た目に影響が加わって老けた印象になるうえに、まぶたが重く感じて開きにくくなることがあります。目が開きにくくなることから額を上げて目を見開くクセがつくと、額のシワにもつながることがあるため注意が必要です。
このようなトラブルを防ぐためにも、美容クリニックで上まぶたのたるみ取り治療を受けるという方法があります。治療を受けると目が開きやすくなるほか、二重の幅が広くなって目元の印象が上がるというメリットがあります。
顔の印象に大きく関わる目元の美しさを取り戻すためにも、ぜひ美容クリニックでの治療をご検討ください。