美容クリニックコラム

できてしまった妊娠線……セルフケアで改善できるの?

できてしまった妊娠線……セルフケアで改善できるの?

妊娠をすると、乳房が膨らんだりむくみが生じやすくなったりと女性の体にさまざまな変化が起こりますが、その中の1つに妊娠線も挙がります。
もちろんすべての妊婦に起こるわけではなく、症状の度合いも個人差がありますが、半数以上の妊婦に妊娠線が生じるといわれています。妊娠や出産を経験し、母親になっても美しいボディをキープするためには、妊娠線ケアが欠かせません。
とはいえ、妊娠線は一度できると消えづらいといわれています。万が一妊娠線ができてしまった場合、セルフケアで改善することはできるのでしょうか。妊娠線のメカニズムや予防改善方法について詳しく見ていきましょう。

そもそも妊娠線はなぜできるの?

妊娠6か月を過ぎた頃、妊婦のお腹がどんどんと膨れていきます。この時期に、お腹の成長とともにできやすくなるのが妊娠線です。
妊娠によってお腹が急激に膨らむと、同時に皮膚も引っ張られて伸びていきます。皮膚の一番外側にあたる表皮は伸縮性があるためお腹の膨らみに対応できますが、表皮の下にある真皮は伸びが悪いためお腹の成長についていくことができません。しかしお腹は大きくなるため真皮は引っぱられ、それでも伸びることができずに亀裂が入ってしまうのです。
真皮に亀裂が入ると皮下出血が起こって赤みが出ます。皮下出血は徐々に吸収されていくため、時間とともに赤みが引いていき白くなって目立ちにくくなりますが、一度亀裂が入った真皮が元に戻ることはないため、亀裂自体がくっつくことはありません。
また、妊娠線ができると肌に痒みが生じるため、痒みが我慢できずに掻き毟ってしまい、肌の表面に傷を作ってしまうという妊婦も多いため注意が必要です。

妊娠線をセルフケアで消すことはできる?

たとえばニキビや軽い切り傷の跡などは時間とともに薄くなり、キレイに完治することも多いですが、妊娠線の場合はそうはいきません。表皮は約28日周期でターンオーバーが起こり、新しい皮膚に生まれ変わっていますが、真皮は再生するのに数年単位の期間が必要になります。妊娠線は真皮の傷が原因になっているため、一度できると治りづらいのです。
そのため、妊娠線のケアは完全な改善ではなく、なるべく目立たないようにするということがメインになります。
しかし、成長ホルモンの分泌を促したり、妊娠線クリームを塗って保湿ケアを行ったりして妊娠線ケアをするという方法もあります。成長ホルモンは睡眠中に分泌されているため、規則正しい睡眠をとることが大切です。
とはいえ、出産後は赤ちゃん中心の生活になり、夜泣きや授乳などがあるため満足に睡眠をとることが難しくなります。育児をしていると自分にかけられる時間も限られるため、毎日保湿クリームを塗ってゆっくりとマッサージをしている暇もありません。
このことからも妊娠線をセルフケアだけで改善するのは難しいことがわかります。

できてしまった妊娠線……セルフケアで改善できるの?

たとえセルフケアをしっかりと取り入れて、睡眠をたっぷりととっていたとしても自分の力だけで妊娠線を完全になくすことは難しいといえます。
そこでおすすめなのが、美容クリニックで治療を受けるという方法です。「臍帯血再生因子療法」はメスなどを使用しない治療法で、細胞の成長を促して修復や改善などに期待ができます。コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの生成も促すため、妊娠線改善だけでなく肌のハリやうるおいアップも目指すことができます。
ダウンタイムなどの心配もないので、忙しい育児の合間でも気軽に施術を受けることができます。妊娠線ができてお悩みの場合は、ぜひクリニックでのカウンセリングにお越しください。

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